どうも鉄人です。
前回のセーフティ共済に引き続き、金融商品を活用した法人の節税対策のお話です。
第2回:逓増保険を使って節税
全然聞きなれない保険ですよね、テイゾウって読みます。テイゾウってなんだ?
逓増定期保険とは、ご契約後、保険期間満了までに保険金額が契約当初の金額から5倍まで増加する定期保険を言います。満期保険金が無い掛け捨ての保険ではありますが、解約返戻率がご契約後早い段階で高率になることが逓増定期保険の特徴です。
(参考)inforance.biz/insurance-commodity/increasing-term/index.html
一般的にこんなイメージ図で書かれます。
どんな保険なのか、読み解いていきましょう。
“ご契約後、保険期間満了までに保険金額が契約当初の金額から5倍まで増加する定期保険を言います。”を解説すると、、、
- 保険の種類は定期保険
- 契約当初の保険金額を1とすると、時間の経過と共に保障額が最大5まで増えていく保険
図でいうところのこの部分ですね。
次、、、
“満期保険金が無い掛け捨ての保険ではありますが、解約返戻率がご契約後の早い段階で高率になる”を解説すると、、、
- 保険期間終了時点まで持つと満期金がない掛け捨ての保険になる。
- 契約後の早い段階では返戻金を受け取ることが可能、かつ返戻率が高い。
図でいうとこの部分。
で、こいつらが重なって、先ほどのこれになるわけですね。
この保険の特徴としては損金として計上が可能。
入り方によりますが、全損、半損、1/3、1/4を損金に入れることが可能。
節税額を加味すると手元に残るお金は増えますよー、という商品になります。
特徴まとめ
- 保険の種類は定期保険
- 契約当初の保険金額を1とすると、時間の経過と共に保障額が最大5まで増える保険
- 保険期間終了時点まで持つと、満期金がない掛け捨ての保険になる。
- 契約後の早い段階(だいたい5年~8年ぐらい)では返戻金を受け取ることが可能、かつ返戻率が高い。
- 支払額の一部または全額を損金として計上(≒非課税、=利益の繰り延べ)
- 節税額を加味するとお金が多く残る
受取った返戻金の課税に関しては前回書いた内容と同様、決算期中に経費として使ってしまうことで一連の節税対策として完結します。(前回記事の【注意点】を参照)
逓増保険の注意点
- 返戻金のピークが早い段階(5年~8年ほど)で来るため、解約返戻金の使い道をあらかじめ考えておく必要がある。(設備投資、人を雇う、事業継承などなど)
- 解約までの期間は定額を払い続けることになるため、高すぎる保険料の設定は会社のキャッシュフローにダメージを与えることになるので慎重に。
ここまでの話を全部、図でまとめるとこんな感じや!笑
図化するのって楽でいいですね。(決して手抜きじゃないよ。笑)
残るは“具体的にどこの保険会社の商品が良い(多く返ってくる)のか”という話ですね。返戻率でみると最も良い商品は、その時々で変わるでしょうから、お気軽に問い合わせからメッセージください。
以上、第2回の逓増定期保険でしたー!
次回、第3回は「長期平準定期保険」です!
ほなほな