どうも、鉄人です。
ゆるりとやっているこのブログ、その中でもとりわけゆるりとやっているヘビの話。
ヘビの話をしていると、ほぼ100%もらうのが
「どうしてヘビを飼おうと思ったんですか?」
っていう質問。
この質問出てきて当然です。
もしもアリを飼ってる人が身近にいたら僕も絶対聞くと思います。笑
ちなみに、僕は生まれつきヘビがかわいいと思っていたわけではないです。
最初は「ヘビは気持ち悪い」という世間でよく耳にする印象を持っていました。
そんな僕も今ではヘビがかわいいと感じるので、わからないものです。
きっかけはタランチュラ
実はタランチュラがきっかけとなりヘビを飼うことになりました。
はぁ?ですよね。笑
場所は関西のとあるペットショップ。
体感型ペットショップを名乗るお店でした。
賃貸に住んでいてペットを飼うことができない(と思っていた)僕は、癒しを求めて軽いノリで入店しました。
すぐに目についたのが、やたらリアルなフクロウの置物。
と見せかけた本物。
クッソビビったやんけ、入るや否や猛禽類。
as soon as モウキンルイ。
フクロウって室内では放し飼いなんだね。
ワイ(どうやらこのお店は、犬や猫を取り扱うポピュラーなペットショップとは違うぞ・・・)
果たしてここに癒しあるのか、逆に消耗するのでは・・・
そんな不安をよそにさらに店内を見て回ります。
店内にはケージに入ったお猿さん、プラスチックケースに入ったヘビ、イグアナ、トカゲなど、日常生活ではなかなかお目にかかる機会がない動物たちばかり。
そして店の一番奥にいました、かごに入れられた虫。
真っ先に目が行ったのは、毛むくじゃらのタランチュラ。
ひきつった顔でタランチュラを眺めていると、どこからか店員さんが登場。
店員さん「お?タランチュラ興味ある?触ってみな!(虫かごパカァ)」
ワイ「(興味あるわけないやろ・・・)」
何のためらいもなく手に乗せる店員さん。
いやいや、テレビでしか見たことないぞ。
ワイ「ちょwクモはほんまに無理っすwまだヘビのほうがマシw」
店員さん「え?そうなの?最初から言ってよーw(プラスチックケースパカァ)」
ヘビに睨まれた蛙って言葉知ってます?
「ヘビに睨まれた蛙」とは見据えられて身が竦み、逃げることも立ち向かうこともできずにそこに立ち尽くしているさま、恐怖で立ちすくむ様子などを喩えた表現。<引用:Weblio辞典>
まさにこの言葉通り立ちすくんでいるところへ、これぞ体感型!!と言わんばかりにヘビを首に巻かれました。
こんな感じ↓
デカすぎ、もっと入門編あったやろ。
これがはじめてヘビを触るまでの経緯です。
イメージと全然違う
で、首に巻いた感想。
かわいい!
以上w
なにこいつ、おとなしいし、さらさらしてるし。
目もクリッとしてるし。
ヘビってもっとぬるぬるしてると思ってました、僕だけですか?
ヘビと戯れながら店員さんにいろいろ聞きました。
店員さん曰く、触っている本人が怖がっていると、触れている肌を通してヘビに緊張が伝わるらしいです。
人間がリラックスしていれば、それに安心してヘビもリラックスするんですって。
触れている肌を通して伝わるなんて神秘的ですよね。笑
飼い始めたときは僕も緊張していたためかガチガチに緊張していたじゅんくんも、今では僕の手の中で力抜いてふにゃ~ってトグロ巻いてくれます。
かわいいじゃあないですかー。
その他にもいろいろ聞きました。
- 噛まないのか?
⇒きちんと手を洗っていれば噛まない。他の動物触ったあとは匂いでエサと間違えられるので噛まれる。
- 噛まれると痛いのか?
⇒大きいヘビだとそれなりに痛い、しっかり血も出る。
- 懐くのか
⇒絶対に懐かない。人を識別する能力はない。(らしい)
- 獰猛なイメージだが?
⇒非常に憶病。怖がると隠れたり拒食状態になる。
- 毒蛇は売ってないのか?w
⇒売り手・買い手共に無許可で毒蛇を飼育のは法的にアウト。
そんなわけで、
「触ってみた結果かわいいと思ったので飼うことにしました」
ってのが答えになりますね。
先入観と違うことが起こるから面白い
世間一般のイメージに基づいた先入観で、ヘビは気持ち悪いと思っていたのですが見事に打ち砕かれました。
これが非常におもしろい。
- 「どうせおもしろくないだろうなー」で、やらない。
- 「なんか胡散臭いなー」で、聞かない。
- 「嫌なヤツだろうなー」で、話さない。
- 「めんどくさそうだなー」で、手を付けない。
- 「おいしくないだろうなー」で、食べない。
これ、誰しもあるとおもいますし、あって当然。
しかし、いざ体験してみると先入観とは真逆だったって経験、僕はヘビを触ったことでできました。
これにおさまらず先入観は捨てていきたいものです。
僕のメンターにあたる(僕が勝手にメンターだと思ってる)人も、
「自分で体験して判断するのが一番いい」
って言います。
たしかに、先入観で胡散臭いと思ってることも中身を知ると役に立つことがある。
口で言うのは簡単でも、先入観を断ち切るのって勇気がいるから簡単ではないんですけどね。
例えば納豆。
おいしいと言われて広く親しまれているから違和感なく食べますが、あのビジュアルとあの匂いでこれまで誰も食べたことがないと言われるとどうでしょうか。
「食べてみてから判断すればいい」なんて選択はなかなかできない。笑
そんな納豆問題ですら、過去に体験してから判断する(≒冒険してみる)人がいたから、日本のスーパーでは納豆が普通に売られ、僕たちは納豆を食すことで日常的にハイパフォーマンスな朝食をいただくことができるわけです。笑
あの時、タランチュラがいなければ僕はヘビを触らずにペットショップを出ていたことでしょう。
そうすると先入観を払拭することなく、ヘビを好きになるという新たな気づきもなく、僕はヘビを飼うことさえもなかったでしょうし、今こうしてこの記事を書いていることもなかったと思います。
ありがとう、あのときのタランチュラ、そして強引な店員さん。
出来るだけ先入観を捨てて、気づきや潤いの多い人生を送りたいものです。
やったるでーーーー!!!
ほなほな