ども!FPの鉄人です!
『働き方改革』を謳った施策が目まぐるしくメディアを飛び交っています。
残業が多い会社に勤めている人の中には、残業がないと生活が成り立たない人がいるんです。いわゆる生活残業ってやつ。
(僕も一時期そういう状況でした。)
生活残業やばいっすよ、マジで。
日本人はお金が無い
独身者に聞く“結婚のハードル”ですが、結婚資金が最も多いって知ってました?
他の理由と比べると、圧倒的に一番多い。
引用元:第15回出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所)
独身って、自由に使えるお金は比較的多いです、実家暮らしの人ならなおさら。
そういった状態の人々ですら金銭面のハードルが高いと感じる時代であるということを踏まえると、家庭を持っている人はなおさらシビアな事情でやりくりしているわけです。
そんなわけで僕は、生活残業をしている人が一定数いることを確信している。
ゆえに、残業をする人は3種類。
- 業務量が多くて残業している人
- 仕事が好きで残業している人
- 生活残業をしている人
生活残業が危険な理由
【業務量が多くて残業している人】に関しては、文字通り働きすぎで、『働き方改革』の政策をもって救われるべきだと思う。
帰りたいのに帰れない人は少なくないはずですが、時代の流れで救われる方向に向かっているのではないだろうか。
次に、少数派と思われる【仕事が好きで残業している人】について。
この人たちにとって仕事は、もはや趣味の延長という解釈もできるわけだ。趣味と同様に楽しんで仕事に没頭できるのって、なかなかに幸せなことだと思う。
よって、無理に残業を止める理由がないと思う。笑
死なない程度に好きで働きまくっているのは、決して悪いことではない、むしろ規制することでストレスを感じるかもしれない。
人間好きなことやってれば健康でしょーよ。
最後の【生活残業をしている人】はとても問題だと思う。
残業しまくらないと生活が成り立たない状況だからだ。
僕自身の経験でもあるが、会社員はあるとき急に覚醒する。笑
(僕の場合、入社3年目の後半に突然覚醒した。)
覚醒といってしまうと中二っぽいが、要するに仕事をこなす速さが爆発的に上昇する時期が訪れる。
覚醒を自覚した翌年、年間の残業時間が250時間減った。
それに伴い、年収がウン十万円下がったわけだ。基本給が上がっているにも関わらず。笑
僕はこの経験で、長時間労働による高額年収には何の意味もないことがわかった。
さらに、発破をかけるように世の中は働き方改革を称して長時間労働を悪とする流れになり始めているし、AIの発達によりこれからどんどん効率化され仕事自体が無くなることもありうる。
よって、残業代ありきで生活をしている人は、経済面での問題に直面する可能性がさらに高くなる時代に突入していくだろう。
長時間労働削減というと、数字として出てくる残業を減らす表面的な対応が横行することも懸念されるのではなかろうか。
表向きの残業が減るが、実態はサービス残業が増えているという事態を招きかねない。
それを考えると生活残業でお金を稼げなくなる流れがすでに始まっている。
僕が「生活残業をしている人はヤバい」と考える理由はこんなとこらへんだ。
家計を見直せば生活残業が減るぞ!
生活残業なんてしなくても、固定費を下げて、無駄な出費を減らせば毎月手元に残るお金が増える。
例えば、月に2万円の固定費を下げることが出来れば、時給2000円の人で10時間自分の時間が増えるわけだ。
年間にすると残業120時間に相当する。
その時間は自分の時給を上げるために使えばいいと思う。もちろん趣味に使ってもいい。
なにしろ、生活残業が減ればその人の豊かさは間違いなく向上する。
長時間労働是正の波に乗っていく
キングコングの西野さんもよく言ってますが、動き出した流れは簡単には止まらないでしょう。なんなら全ての仕事は無くなるとすら言われてます。
今後、生活残業にすがるのは自分の首を絞めることになるだろうと僕は予想しています。
長時間労働が悪とされる世の中、うまくその流れに乗っていきたいものです。
ほなほな