どうも鉄人です。突然ですが、日本人の平均的な睡眠時間って何時間か知っていますか?
7時間15分らしいです。案外寝てる。
僕は睡眠時間は大事だと思っていましたし、今も大事だと思っています。
ただ、どこの誰が言い出したのかわからない、“7時間睡眠最強神話”をどこかで刷り込まれ、それを信じていました。そしてその信仰心もあってのことか、毎日最低でも5時間は睡眠することを心がけています。(そこ7時間ちゃうんかい。刷り込み不足w)
ちなみに、“7時間”って本当に正しいのか?っていう疑いを持ったことはなかったです。
しかしそう言った謎の常識について考えるいい機会に巡り会いました。と言うのも、最近読んだ『できる人は超短眠!』という本です。ショートスリーパーの堀大輔さんが書いておられる本です。
睡眠の常識を疑う
世の中で言われている睡眠に関する“常識”は色々とありますが、まず衝撃だったのはそれらの常識にメスを入れる本書の内容です。
- 7時間睡眠が一番良い
- 長時間寝ないと昼間に眠気が来る
- 睡眠時間が少なければパフォーマンスが下がる
- 寝る時間が短いと寿命が短くなる
- 寝ないと疲れが取れない などなど
僕は睡眠の専門家ではないのでこれらの情報には明確なエビデンスや医学的根拠があるものだと思っていました。
ところがどっこい、この本によるとこれらにはきちんとした根拠はないようです。
例えば本に書かれていたことを一つ具体的に取り上げると、集中力が低下するホルモンは寝ている間に分泌されるらしく、起きた後にも影響が残るそうな。だから寝る時間がやたら長いとそれはそれでよくなくて集中力が低下する要因になるんだとか。なるほど、ロジックがしっかりしている。
その他にも面白い実験結果についても述べられています。
実験内容
- 陽の光が入らない時計がない部屋に2つのグループを用意
- 両グループ共に3時間睡眠で起こす
- 一方のグループには「睡眠時間は8時間です」、もう一方のグループには「睡眠時間は3時間です」と伝える
この実験では、睡眠時間を3時間と伝えたグループの方が睡眠不足を訴えたそうです。睡眠不足と感じるかどうかは思い込みだということがわかる結果だと言えそうです。
さほど疲れないはずのニートがやたらと寝ることからも、疲れと睡眠には因果関係がないとの主張もあり面白かったです。笑
そして筆者は言います。
「睡眠は気持ちがいいもの、それがいいものだという主張(根拠なし)を疑おうとする人間がいなかった」
確かに。ズボシです。笑
じゃあ睡眠は不要なのか?
注意したい点が、筆者は短眠の良さを伝えたいだけであって、決して寝る必要がないとは言っていません。むしろ睡眠は毎日するべきだと言います。
ただ、その時間が7時間も必要ないのではないかという主張。
全体を通してのイメージとしては“なぜ7時間も必要ないか?”というよりも“なぜ寝る時間が短くても問題がないのか”という切り口で筆者が理論立てて書いてくれている本です。寝ることが悪いだとか長時間寝る人をディスるような内容ではない。
何しろ寝る時間は少ない方が健康に良いという主張ですから、常識がくつがえります。
信じる信じないは別として、これまで考えたこともない視点から話が展開されるので非常に面白く、目から鱗の内容でした。
おそらく睡眠不足だと感じることと睡眠時間との関係は実は少なく、単なる思い込みの可能性があることがわかったので少し短眠に挑戦してみたくなりました。
短眠マスターまでのノウハウがぎっしり
本の後半では短眠を会得するまでのノウハウがぎっしり詰まっています。
ってことで、一度僕もそこに書かれていることをもとに挑戦してみようと思います。笑
毎日決まった時間に起きる。←中でも最もきついのがこれですね。笑
マスターするまで、このルールは守らなくてはならないそうな。
まずは自分のマインドブロックを取っ払う、そしてガチで挑戦しないと絶対にできなさそう。
そこでマインドブロックを取り払うために、まず自分自身の睡眠に対する考えを知る必要があります。
これからこの本を読む人にオススメしたいのは、“自分の睡眠に対するイメージとか思い込みを洗いざらいノートやスマホのメモに書き出しす”ことです。その後で本書を読めばスムーズにいくと思います。
僕はこんな感じで書きました。(字が汚いw)
で、そのあとにこの本で書かれている内容を赤字で追記していきました。(本のあらすじになるのでモザイク加工しています)
自分のなかのブレーキ要素を潰していく作業ですね。
まずやってみる、違ってたらやめればいいので、一旦は本書に書かれていることを信じてやってみようと思っています。トライアンドエラー。
本の後半に書かれていますが、ショートスリーパーになったらあらゆる事を睡眠時間が短いせいにされるそうです。笑
Facebookでも短眠に対してはネガティブなコメントが多く、短眠へのイメージの悪さを実感しました。無理もないです、僕も寝るのめちゃ好きですし、睡眠時間が短いのって体に悪いと思ってましたし。笑
ただ、これまでの常識は医学的証拠やエビデンスがない話なのであれば、この本に書いている事を試してみるのも面白い。実際に著者の堀さんは45分睡眠で生活をしているというからビックリで、できている人がいるのであれば俺にもできるはずやん、と。
実はこの記事を書いている今まさに睡眠3時間で起床した後に書いているのですが、全然問題なく捗ります。毎日15分のお昼寝(パワーナップ)を数回取るようにするのですが、夜まで活動的に起きてられるので1日が長く感じます。
作業をする、ブログを書く、家事をする、全部において時間的余裕ができていることで心にゆとりが生まれている感じがあります。
心のゆとりを感じられるのは人生においてとても有利なことだ。今の所悪くないぞ、短眠。
これまでの常識をひっくり返してくれる本で、このブログの名称にぴったりの本だったので紹介させていただきました笑
興味ある方はぜひ読んでみてください。
ほなほな